もう九月も最後の週になりました。日差しがやや暑く感じられましたが、吹く風が涼しく心地よい秋らしい日和でした。(もちろん観測員が私なのでうちの周辺ですが)
前回お話しました牛革ヌバックについてです。鹿革の風合いがあり、いい感じの革ですが、ウィークポイントがあります。少々よごれやすいところです。自然によごれて行き、味がでるとのプラス思考をして下さればありがたいのですが、なかなかそうもいきません。
そこで、お手入れ方法を少し説明します。ヌバックの革の表面の性質上、革のクリームをつけて磨くわけにはいきません。主なお手入れ方法は、ブラッシングです。ブラシの職人さんが扱っている、毛に細い銅線を使ったスエードブラシが最適ですが、毛足の硬いボディーブラシなんかでもいいと思います。たまに、表面を余り力を入れすぎずにブラッシングして下さい。頑固なよごれには、消しゴムを使い、軽くこすってみて下さい。そしてまたブラッシングです。
でも、完璧にもとの綺麗さというわけには参りません。そのあたりは、前述のプラス思考で、大目に見てあげて下さい。よろしくお願い申し上げます。
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