ひきつづき、革の説明をいたします、掲載の写真は当店で扱う商品の一部で、左側は合財袋(合切袋)、右側は二つ折れの札入れです。写真ではわかりにくいかもしれませんが、合財袋の方は、ヌバックといいまして、表面を擦り、起毛状態にしてある革を使用してます。昔の鹿革のような風合いがあり、個人的にもお気に入りの革です。札入れの方は、吟(ぎん)のついた革で、高級ベルト用に使われる比較的いい革です。もちろん札入れにも、もってこいです。
ともに、ステアといい、成長した牛の革を使用しています。原産国はアメリカ合衆国です。また、上記で「吟」という言葉がありますが、これは革の一番上層の部分で、皮膚に相当します。業界の人は、吟面(ぎんめん、ぎんづら)とか、単にぎんとか言ってます。例えば、「このぎんづら、いいねー」とか、「このぎん浮いちゃってるねー」とか使います。ぎんが浮いてるとは、ちょうど表面がふかふかになっているものと想像していただければだいたいいいかなと思います。要するに、しっかりとなっていないのです。この部分は使わないか、裏材料に用いたりします。
以上、ツーショットにしたがって、革の説明させていただきましたが、まだ序の口です。これからも、わかりやすくお知らせすることを考えながら、ブログします。
今日長袖を引っ張り出して着ました。そろそろ風邪に用心になります。お気をつけ下さい。
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