浅草鳥越の袋物職人の通信局

次の携帯電話は

　現在、携帯電話はＦＯＭＡのＦ９０１iCを使っています。２４日から、携帯電話番号継続制度（ナンバーポータビリティー制度）が始まるので、これはいろいろな電話会社の機種から選べるようになるのでよさそうに思っていました。ところがこれが、どこかの調査であまり人気のない制度だということがわかりました。理由は、メールアドレスが引き継げないからです。確かに、＠マーク以降は自動的に変えざるを得ないでしょう。思わぬ陥穽（かんせい）です。今では、携帯電話番号と同じく、メールアドレスも個人の重要な資産です。

　というわけで、袋物職人の携帯電話後継機種も、やはりドコモから選ぶことになりそうです。そして、今度は二つ折りタイプではないのを選ぼうと思ってます。

　近頃気が付いたのですが、自転車で外出中に携帯電話が入ると片手で操作しようとします。左手で電話を使うことが多いので、すばやく開けることが出来ません。それならもともとの開放型（勝手な名称です）にしようと思い立ちました。スライド型なんかもでているようですが、すばやく操作できるかが問題です。携帯電話も早撃ちのできるものが必要になりました。スローな生活逆行者です。

今この本読んでます

　放送と通信の融合が取りざたされている中、インターネット関連を中心に、様々なメディアが次々と登場してきます。今、使っているiPodなどもそうでしょうし、これからまだまだ進化する携帯電話もしかり、ネット上のユーチューブ（テレビ番組などの無断投稿の削除で話題になっています）などのあたらしい視聴形態などなどといっぱいあります。

　そんな中、「テレビＣＭ崩壊」マス広告の終焉と動き始めたマーケティング２．０、という刺激的なタイトルの本を読んでいます。ジョセフ・ジャフィというアメリカの人が書いている本ですが、なかなかおもしろいです。

　一読した冒頭の内容は、ご存知の、ＣＭ飛ばしをはじめ、テレビを視聴する時間の減少と、それに反してのネット視聴時間の増加など、ＣＭを見てくれないだけではなく、テレビそのものを見てくれない割合が増加しているんだそうです。

　テレビは視聴率が命です。その視聴率を参考にして、広告主が広告をうつことを決めているんだと思います。でもこの視聴率は確実に下がっていくと思われます。

　将来、民放も有料放送になるような予測を耳にしましたが、無料でも視聴率が落ちていきそうなところでお金を取れば、事態をいっそう悪化させるでしょう。もしそうであれば、よほどおもしろい番組でないと見てくれないでしょう。

　今、読み始めたこの本は、先にそこいらへんの対処方法が書かれています。さて、どんな内容でしょうか、読み進むにつれ、「読書感想ブログ」といきたいところです。

第２３回初春江戸職人技くらべ

　平成１９年１月１０日（水）～１５日（月）の日程で、来年もタイトルの職人展が新潟三越で開催されます。初回の年に生まれた方も、２３歳になるというロングランの名物催事です。

　ご案内が少し早いのには理由があります。毎年、宿泊するホテル金寿（きんす）にインターネットの回線について聞いてみたところ、各室ＡＤＳＬのサービスが完備されたそうです。これはうれしいお知らせです。これで、今年の「新潟ブログ」のときに利用した、ＦＯＭＡを使わずに「平成１９年バージョンの新潟ブログ」が可能となりました。

　これで接続時間を気にせずにブログを投稿することが出来るので、より充実した新潟ブログに挑戦できます。また、古参のＮＥＣラヴィ・ノートＰＣを携えてお正月の新潟からお届けできそうです。乞うご期待下さい。

一の酉で匠に出展します

　産経のネットニュースにでていましたが、関西のデパートでは、今日からお歳暮商戦がスタートしたそうです。高島屋は例年より２週間繰り上げて、阪急と開始時期を合わせたようです。まだもちろん年の瀬ではありませんが、なんだかあおられてしまいそうです。ですが、こういったまわりのざわめきに泰然自若（たいぜんじじゃく）として（すこしオーバーですが）マイペースを保つのも修練になります。（泰然：落ち着いて物事に動じない様子。自若：非常の事に出会っても落ち着いていつもと変わらない様子。　新明解国語辞典より）

　ところで、年の瀬を感じさせるトップバッターの一の酉の日に、台東区は浅草のひさご通りの、「江戸下町伝統工芸館」（通称ギャラリー匠）に市松人形の菊地さんと一緒に出展したします。１１月４日(土）がお酉様ですが、５日(日）も出展しています。実演販売は午前１０時から午後５時くらいまでです。ご用とお急ぎのない方は、是非のぞいてみてください。

蚊の一生

　先ほど、作業中に耳レーダーが、蚊の飛翔音を察知しました。すかさず、大日本除虫菊株式会社（正式な社名です）製のキンチョウの蚊取り線香に火をつけ、蚊の嫌いな煙を発生させました。「きじも鳴かずば撃たれまい」といわれるように、蚊も音なしで飛べば、姿かたちが小さいので見つけれる可能性が減るのでしょうが、身の程知らずのやつです。逆に、おとなしい蚊だったら、怖いかも知れません。音なしの構えですね。

　冬場、蚊はどうしているのかと疑問に思い、タイトルのキーワード「蚊の一生」でグーグル検索してみました。種類により、卵、幼虫、成虫でそれぞれ越冬するそうです。冬場でも蚊に刺されるかもしれません。地球温暖化とともに、これから怖い存在になるかもしれない蚊について調べてみました。敵を知り、己を知れば百戦危うからず。

インターネット上の土地

　ここのところ、天気のいい日が続いています。続いた雨の日を帳消しにするようなお天気続きです。ネットで、日本列島の衛星画像を見ても、ほぼ全域で雲がなく秋晴れ日本です。インターネットはいろいろ調べられて、本当に重宝な代物です。大発明ですね。

　サイバー・リアルエステイト（Cyber Real Estate)というのを耳にしました。サイバーはサイバースペースで、コンピューターネットワークが形成する情報空間です。リアルエステイトは不動産のことです。（ランダムハウス英語辞典より）要は、インターネット上のサイトの土地ということになります。

　数多くの有名人気サイトには、いろいろな広告が貼り付けてあります。たいていの場合そのサイトの上とか、端のほうに広告があります。ああいう部分が、サイバーリアルエステイトというわけです。なるほど、たしかに人気サイトなら、たとえ２～３センチくらいのスペースでも高値の花です。現実の土地で、銀座の一等地の２～３センチのスペースならば、少しお金持ちなら買えそうですが、広さの点でなんの意味もありません。ところが、サイバースペースならば、その広さで強大な力を発揮するようになっていくでしょう。

　これからの地価高騰は、インターネット上で起きてきます。

　

知られざる危険

　飼い猫の喧嘩の仲裁にはご用心です。けがをされた方から実際に聞いた話です。飼い猫同士の喧嘩で、ご自身が飼われている猫を引き離そうとしたところ、手の甲をかまれたそうです。当初ははれが相当だったようで、１ヶ月も経過しているのにまだ包帯を二の腕まで巻いて固定しているので仕事にならず、休業されているそうです。おまけに右の手なので相当な不便を強いられています。

　珍しい事例かと思いきや、他にも事例があるようです。その方が通われている病院での話として、同じような災難にあった方がいたそうです。その方もやはり、飼い猫の喧嘩の仲裁で、飼い猫に二の腕をかまれて、肩まではれあがるほどのけがをされたそうです。

　猫は普段はおとなしく、人間が近づくと逃げてしまいます。ところが、これらの事例のように猫同士が喧嘩しているときに、人間が介入すると、たいへんな目に遭うことがわかります。かまれたところがはれあがるのは、細菌感染のようです。くれぐれも猫の喧嘩の仲裁にはご注意が必要です。

個人メディアの時代

　大人気の動画投稿サイトのユーチューブを、グーグルが２，０００億円で買収したそうです。将来を展望したとき、たいへん魅力のある事業というか、対象なんだと思います。そこには個人が作ったさまざまな動画が投稿されていて、まさに百花繚乱です。テレビ放送に携わる人から言わせると、くずの集まりだそうです。それはそうかもしれませんが、あまり費用をかけずに集まったものに、これだけ人気が集まるのですからやはり脅威ではないかと思います。宝探しの楽しみも含まれています。

　このような、動画投稿サイトだけではなく、個人のホームページやブログでも同じようなことが可能です。ビデオカメラやデジタルカメラなどで撮った動画を編集して公開することがこれから主流になっていきそうです。パソコンのソフト、ハード両面の高機能化と、操作性の向上、それとネットのブロードバンド化の進展が加われば、個人が旅先の温泉につかっているところをちょいとブログにアップロード、なんて乙なもんですね。乙なもんも、時代とともにだいぶ変わります。

台東区の伝統工芸職人展

　本年も、下に記しました要項にて、上野の国立博物館の表慶館で「台東区の伝統工芸職人展」が開催されます。

1. 　月日　　　　　平成１８年１１月２１日（火）から２６日（日）まで
2. 　会場　　　　　東京国立博物館　表慶館　（台東区上野公園１３－９）
3. 実演時間　　　午前９時３０分～午後５時まで

　毎日１０名の各職種の職人さんが製作実演を行います。歴史的建造物の表慶館（重要文化財）は今年改装されていて、そちらも合わせてご覧いただくことが出来ます。藤井袋物店は、後半３日間の２４日（金）、２５日（土）、２６日（日）に出展して実演を行います。詳しい内容がわかりましたら、後日またご案内させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

ご苦労様ですの使い方

　髪の毛がのびてきたので、夕方散髪に出かけた道すがら、サイレンが聞こえ、消防車が赤い回転灯をつけて何台か止まっているのに遭遇しました。やじうま根性でそちらのほうに向かうと、途中で知り合いの消防団の人が出動服に身をかため、ヘルメットをかぶり、まさに現場へ向かうところに出会いました。「ご苦労様です」と声を掛けると、「なべの空だきだってよ」と教えてくれました。

　ところで、この「ご苦労様です」ですが、少し前、テレビでこの使い方について言っていました。それは、この言葉は仕事などで、目上の人が、目下の人の労をねぎらうときに用いるということだったと記憶しています。

　そこで、先ほど声をお掛けした消防団の人は目上の人なので、誤用法ということになります。ですが、これから、現場に向かうシチュエーションで「お疲れ様です」はぴんときません。気になったので、例のごとく調べてみました。

　まず、「御苦労」ですが、これは、苦労の丁寧語で、他人の骨折りを感謝する意を表す語。とあります。さらに、丁寧語とは、聞き手に敬意を表して、丁寧に言う時の言い方。とあります。（いずれも、新明解国語辞典より）

　このような、意味説明から考えますと、くだんの年上の消防団の人にかけた「ご苦労様です」は、誤用法ではないような気がします。「御苦労！」、「ご苦労さん！」は論外ですが、状況に応じては、目上の人に「ご苦労様です」は使ってもさしつかえないように思いますがいかがでしょうか。それがだめだとすると、先ほどの場面ではなんと言ったらいいのでしょうか。ボキャ貧（ボキャブラリーが貧困）の袋物職人にご教授をお願い申し上げます。