英語のカルチャー(culture)は、大別して教養という意味と、文化という意味があります。ラテン語の耕作、手入れの意味からの由来です。(新英和中辞典 研究社より)
土地を耕すように教養を身につけ、それが蓄積して文化となるわけです。なるほど、たいへん深みのある語です。(この方式は英単語を覚える鍵になりそうです)
ところで、この文化(ここでは日本の文化です)の現状はどのようなものでしょうか。時代とともに変化していくのは当然のことですが、いつも変わらない心棒みたいなものがありそうです。
グローバルな社会となり、生産活動でも近隣各国との競争が起き、ものづくり日本を脅かす低価格製品に押されているのが現状です。いまや中国は、世界の工場とまでいわれています。
そのなかで、変わらないものというか、まねの出来ないことは「文化」です。特許を取った製品でも、まねして作られてしまう可能性があります。ところが文化はまねのしようがありません。似せることは出来ても、真髄には迫れません。競争力の強さでも、ピカイチではないでしょうか。
これからの国際社会で、日本をアピールしていく要諦はこの「文化」だと思います。「文化」をもう一度再点検して、確かなものにする必要があります。よく外国の映画で、日本人らしき人物が出演するときがあります。まわりのセットといい、着ているものとかがしっくりしない場面があります。ああならないように、十分注意が必要です。
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