パソコンでの検索は、今さら言うまでもなく、便利なもので大発明だと思います。物事を探している人が、検索を使えば100%とは言えないまでも、かなりの確度でそれらに出会えます。
市場の細分化が進んだ現在の状況では、ますます検索の重要度が増してくるに違いありません。
今日の日経ネットのニュースで、「感性検索」なるものが出ていました。どうやら、キーワードが思い浮かばなくても検索が出来るような、仕組みの考案のようです。袋物職人もこの行きかたに賛成です。
例えば、当店では合切袋(合財袋)を取り扱っております。「がっさいぶくろ」と読みますが、まず普通の方にとってはなじみのない名称です。きっと、この言葉が思い浮かばないときには、「革の提げ袋」とか、「手で提げる革の袋」とか、「提げる袋」とかの、動詞まざりの名称を口ずさむでしょう。
そこで将来、検索エンジンが高度化して、人工知能のような働きを携えてくれれば、上述の動詞まざりの名称から、合切袋へたどり着けるようになるかも知れません。
「手で提げる革の袋」と声でパソコンに問いかけると、「はい、こちらが藤井袋物の合切袋です。ご主人様」と応答してくれます。まさに、アラジンと魔法のランプの世界です。
「人が想像できることは、必ず実現できる」ジュール・ベルヌ。でしたっけ・・・・・
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