工房にさげてあるなかの1つのカレンダーの10月の標語は「種まき育て実りあり」とあります。一見、農作物などを生産(おもむきのないことばですがあえて使用しています)する一連の過程をそのまま表現したもののように感じられます。
ところが、これをそのまま人間生活の知恵として活用するところに妙味があります。何気のない自然の成り立ちや関わりあいから、物事を読み取りそれを社会生活に生かしていくことに古来から日本人の先達はたけていました。
自然に親しみ、自然に学んでそれを生活に生かす観察眼のすばらしさと気づきは、是非とも見習いたいことの1つです。
自然がいつも発信しているのに、気が付かずに見逃してしまっていることの再発見をこれからの課題にしたいと思います。そして、こういうことにたけた人を達人と呼べるような気がします。
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