検索社会

　マイクロソフトのヤフーに対する買収も、ついに３週間という期限をつけたものとなり、最終的な段階に入ったようです。報道では、「脅し」とまで書かれているくらいの強硬な手段のようです。

　ここまでするくらいですから、インターネットを使って「検索をする」ということが、これからのコンピューター社会でますます重要性を帯びてくることがよく見てとれます。

　例えば、グーグルで「レストラン」と検索してみました。そうすると「食べログ」というレストランの口コミサイトがトップで表示されます。

　「レストラン」という言葉は、普通名詞ですから、これを商標登録することはできません。ところが、この言葉で検索エンジンで上位に表示されれば、あたかもその会社や人がサイバー上で商標権を持っているかのように見受けられます。

　こんな一面からも、検索によって社会が自然に変革されていることが見てとれます。「検索社会」「検索経済」がどんどん進行しています。