浅草鳥越の袋物職人の通信局

警備が厳重になってきました

　製版が出来たので、それを取りに行くため自転車で走行中、しばらくぶりにおまわりさんに声を掛けられ、自転車の防犯登録について調べられました。

　自転車が体に合わないようなミニサイクルなので、不自然に思ったそうです。すぐ無線で防犯登録を確認してもらいました。自転車盗が多いようです。

　ところで、今度はその帰り道でしたが、自転車に乗った若い人が、２人のおまわりさんにリュックの中や、ポケットの中などを調べられているのに遭遇しました。

　サミットの警備が厳重になってきたのはニュースで知りましたが、実際に警戒する状況を目の当たりにすると現実感がわいてきます。なにせ、袋物職人も止められるくらいですから。

　

課題が重要です

　新製品の開発、新しい考案（大きな考案から小さな考案まで）を生み出すときに常に必要なものは、必要から出てくる課題ではないかと最近思います。

　「必要は発明の母」とは昔から言われていることですが、ここで言う必要は、人が足りないと思っていることや、困っていること、こんなものが欲しいとかの不足の充足のような気がします。

　すべての必要を１人で見つけ出すことは、物理的に不可能に近いので、たいていの場合はお客様からの要望から出てくる課題というのが多いと思います。

　こんな風には出来ないだろうかとか、こういうものは出来ないだろうか、だとかの新たな要望が課題となって新しいチャレンジ精神が湧いてきます。

　そうすると不思議なもので、新しいアイデアが湧いてきて、今まで考えつかなかったことがすんなり出来てしまうことがよくあり、嬉しい経験となります。

　そのためには、やはり外からの刺激、すなわち課題が提示されなくてはなりません。今では、課題の提示先は、お客様からの直接のご要望に限らず、本やネット上からでも探し出すことが出来そうです。

　そうして、常に課題をかかえながら仕事をして解決策をさぐるように心掛けていれば、頭のさびつくこともなさそうです。

伝統工芸品オークション

　７月１日（火）から８月５日（火）までを入札期間として、恒例となりました伝統工芸品のオークションが浅草ひさご通り商店街にある、江戸下町伝統工芸館（通称　ギャラリー匠）にて開催されます。

　当店は鹿革の合財袋、めがねケースを今回は出品いたしましたので、お時間のある方はぜひのぞいて見て下さい。

　今年は梅雨入りが早かったので、もしかしたら梅雨明けが早まるかも知れません。梅雨が明けてからでもオークションには十分間に合います。夏の浅草見物がてら、お気軽にお越し下さい。

　

少年老いやすく学成りがたし

　今日の朝、起きぬけにタイトルの言葉が思い浮かびました。もちろんオリジナルではなく、中国の朱子の言葉と言われています。

　歳をとってからでは働くことが中心になるからでしょうか、学ぶ機会が減ってしまうため、せいぜい若いうちに勉強をしておくべきだということでしょうか。

　若いうちはそうは思わなくても、年令を経るごとにずっしりと重く感じる言葉です。

　ここでいう勉強は、入学試験に必要な学問だけではなくて、将来に必要な見聞も含まれているのではと思います。

　本をたくさん読む、人の話をよく聞いたり、旅行へ行ったりして見聞を広めるなどなど、結構たくさんの時間が必要です。

　そして、働くことが中心になると勉強にさくたくさんの時間は容易に取れなくなり、すき間の時間を利用するしかなくなります。そうでない以前はたくさん勉強に注ぎ込む時間があります。

　「少年老いやすく学成りがたし」・・・・・こんなにいい言葉があったのに、　残念！実行するのを忘れてました。　　でも、まだちょっとは間に合いそうです。

お店の名前のようです

　居酒屋タクシーなる新造語が最近よく目に付きます。お役人が深夜に帰宅するとき、よく乗るタクシーがビールや金券などのサービスをするのを指して言うようですが、面白い言葉を考えるものです。

　こういった新造語は、新聞社やテレビ局などの編集部で考えるのだとは思いますが、たびたび進んで優先的にマスメディアに載せられるので、いつの間にか市民権を得てしまいます。

　居酒屋タクシーが適切な表現かどうかは別として、言葉の製造部門としてもマスメディアは力を持っているようです。

　いっそのこと、「タクシー」という店名の居酒屋を始めると流行るかも知れません。

電話は安いんですが

　ソフトバンクから７月１１日に売り出される、アップルのアイフォーンの料金体系を聞いてがっかりしました。

　月額７０００円以上と破格の料金だからです。電話機自体は２３，０００円と低価格ですが、これでは年額で月額利用料と電話機代で１０万円を楽に越してしまいます。データ通信のみで、月額４，０００円前後の甘い料金予想をしていたのは大きな間違いでした。

　価値観の問題もありますが、新規の機能もしばらく使い込んでいるとやがて飽きてきてしまうでしょう。

　逆に、同じ日に売り出されるウィルコムの小型コンピューターは競争相手になりそうです。来年から始まる高速ＰＨＳにも対応可能だとしたら、こちらのほうが魅力的な機器になるかも知れません。

　やはり、ここは一番様子見の態度、wait and see　でいくことにしました。

上から見れば一目瞭然

　浅草小島町界隈が、午後の７時を過ぎたあたりから急に雨が激しく降り出したので、これから大雨かと思い、さっそく朝日新聞のネットニュースのお天気サイトの衛星画像でチェックしてみました。

　そうしたところ、衛星画像では雲の固まりがあまり列島にはかかっていないので、これは程なく雨も弱まるなと思っていたところ、午後７時３０分ころには雨もおさまりはじめました。

　道具は人間の機能を広げたり、強めたりする有り難いものですが、この衛星画像はさしずめ目の機能の延長となるでしょう。

　お天気の具合を、ほぼリアルタイムで天から調べられるのは驚異的なことなんですが、慣れて当たり前に感じるようになると驚きが減少してきてしまいます。

　ですが、またそれが次なる進歩の原動力になるのではないでしょうか。そんな考えにならい、当店も新たな驚きを提供できるように、ない頭をいつもひねっています。

乗換案内使ってみました

　グーグルのホームページの一番右のアイコンに電車の乗換案内があります。前から知っていましたが、必要にならないと使わないもので、今日初めて使いました。

　その昔、といってもつい最近ですが（ドッグイヤーのこの時代その昔という表現になります）駅スパートというソフトがパソコンにはついていました。

　結構よく使っていて、便利でしたが、しばらくすると古くなり、新しいバージョンに更新しないといけなくなります。

　ところが、今ではグーグルのホームページのものを使えば常に最新版で（たぶん）無料で利用できます。

　少し前の常識が、いつの間にか、それこそ少し誇張して言えば一夜にして覆されてしまうのが常識になりつつあります。

　ほんと、最近は遅れないように付いて行くには骨が折れます。

電子新聞

　ネットの様々なニュースのサイトを閲覧していると、世界の出来事で注目度の大きいものが一目でわかります。

　スーダンの悲惨な紛争はたびたび報道されていますし、ジンバブエのムガベ大統領の顔写真は頻繁に出てきます。

　以前は、興味を示すにも示しようがなかった遠い見知らぬ国の出来事が、カラーの写真入りで身近なことのように知ることができるようになりました。

　何社かの紙の新聞をそれぞれとり、毎朝記事をチェックして、情報の収集をしていたつわものの話を聞いたのはかれこれ１０年くらい前のことのようでした。（これにはだいぶお金がかかります）

　ところが今や、タイトルの電子新聞としたように、写真入り、音声入り、動画入りのものをいくらでも見放題で無料です。必要ならば保存もできます。（むかしは切り抜きでした）

　そして、前述のように注目されているニュースがいくつかクローズアップされてきます。ネットを利用していると、知らず知らずのうちに勉強していることに気が付きます。

　Thank heaven!　ありがたや！　です。

北極の氷がなくなりそうです

　ＢＢＣのネットニュースに、夏場の北極の氷の融け方が予想以上に進行していることが報じられていました。

　数年前まで科学者が、北極の氷が夏場にすべて融けてなくなるのを２０８０年と予測し、コンピューターの解析でも、２０３０年とか２０５０年とかだったそうです。

　ところが、その予測が大幅に見直されて、今から５～１０年後、早ければ２０１３年には夏場の北極の氷がすべてなくなってしまうという事態をむかえてしまいそうです。

　いつも思いますが、このＢＢＣのサイトはたいへん優れていて、例えば、１９８０年から２００７年に至るまでの氷の融け方を、クリックとスライドで非常にわかりやすく見られるように工夫されています。

　それで見ると、１９８０年と２００７年のそれとでは、半分ちかくに減少しているのが見て取れます。

　最近、世界では大きな水害が頻発しています。はるかかなたの北極の氷が融けている分、海の水が増えているのも原因の１つではと、素人的な考えですが当たっているような気がします。

　以前もブログに書きましたが、これからは間違いなく治水対策が重要になると思われます。