雨が降ると桶やがもうかるとは昔から言われていますが、ここのところの雨続きでは、雨が降ると蚊が増えるのかも知れません。
水たまりができると、蚊がそこにたまごを産みつけ、ぼうふらとなります。水たまりがすぐに消えてしまえば、たまごもぼうふらも生存できませんが、長雨だと水たまりが容易に消えなくなり、蚊の幼虫にとっては最適の環境になります。
「世の中に蚊ほどうるさきものはなし、文武、文武と夜も寝られず」とは江戸時代にさかんに文武の奨励をしたとき詠まれた川柳のようですが、ほんとに夜中の蚊は耳元で高周波の音をだしてうるさいものです。
恐ろしい伝染病を媒介さえしなければ、刺されたあとのかゆみに耐えればすみますが、それでも嫌われ者には間違いありません。
そんな時はやはり蚊取り線香に登場願いたいものです。ベープマットのように煙の出ないタイプが多いようですが、渦巻状のベストセラーは捨て切れません。
あの煙の香りをかぐと、ふーっと昔がよみがえるようでなんともいえずいいものです。
コメント