原油の価格がついこの間のピーク時の約半分になっています。(WTI原油リアルタイムの価格が1バレル71.15ドルです)なにやら、在庫品のセールのようで、異常な下落の仕方です。
評論家の先生のお話では、1バレルあたり1ドル上昇すると、日本の負担増が1,500億円増えるそうです。そのお話からすると、ピーク時から約10兆5.000億円の負担減となります。ほんとかどうか実感がわきませんが、すさまじい額の負担減です。
でも、この原油価格が下落したということは、資源輸入国の日本にとってはたいへん有り難いことです。
世界的な金融危機のさなか、原油やそれに関わる物資、物品の価格が下がることは日本にとっては追い風であることは間違いありません。
加えて、急激な円高でない限りは、強い円はさらにそれらを安価に購入する手助けになります。(円安の場合は輸入インフレで物価は上昇します。妥当かどうかわかりませんが、円高の場合は輸入デフレで物価は下落します)
非常に庶民的なミクロ経済の世界ですが、これから冬に向かって必要な灯油の価格は下がりそうですから、その分、缶ビール1つ余分に飲めます。
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