この1週間の世界の株式市場は、まさにシーソーのように上がったり、下がったりの繰り返しで、その上下の大きさもすごいものがありました。
各国の株式市場の関係者が、今日は頭を抱え、次の日はにっこりと笑顔を見せているところが、画像で報じられていました。決して金融危機の内容が好転しているのか、悪くなっているのかわからないのに、数字の上がり下がりで一喜一憂するなんとも不思議な光景でした。
実際には、アメリカでは、実質国有化した大手銀行の損失の査定をする作業に取りかかり、公的資金の注入がはじまるようです。(この作業がたいへんのようです)
そして、その損失が思ったほど少なければなんとかなりそうです。が、思ったより多ければこれはたいへんそうです。
一般の人は、土日でお休みで一息入れていますが、市場の関係者の人たちはお休みどころではなく、週明けの市場がすごく気がかりなんだと思います。
世界の大勢の人にとってはよく知らないところで知らないうちに起きている出来事が、たいへんな影響をこれから及ぼしそうです。現代は、大昔、大帝国が武力で攻めてきたのと違い、電気信号であるデジタルが攻めてきます。そして、その攻撃力は、大帝国の武力を上回る破壊力です。
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