浅草鳥越の袋物職人の通信局

傾斜生産方式

　

傾斜生産方式は、日本の戦後の復興を図るため、１９４６年の第１次吉田内閣で計画立案され実行に移された政策です。

　石炭・鉄鋼の生産に力点をおいて、それが他の産業に波及することにねらいがあったようです。

　ところで、今日の読売ネットニュースに、１５兆円から２０兆円にも及ぶ、政府の財政出動の計画が検討されていることが出ていました。

　麻生首相のいう、「全治３年」の景気対策に向けての計画のようです。主に、環境、医療、物流に力点のおかれたもののようです。

　環境は、地球温暖化対策が中心でしょうし、医療は、最近の医師の偏在による不十分な医療の対策などが挙げられるでしょうし、また、物流は、羽田空港拡張でアジアのハブ空港を目指すとかが考慮されているようです。

　さてここで、この吉田内閣で策定された傾斜生産方式と、麻生内閣で計画されている景気対策がどこか似ていることに気が付きました。

　ご存じのように、麻生首相は故吉田茂首相のお孫さんです。その政策を見習ったのかどうかは定かではありませんが、よく似ています。

　そしてこの現代版傾斜生産方式ともいえる計画は、理にかなった良い政策だと思います。だから、来年の丑年は景気回復元年なんです。戦後の復興のときのバイタリティーに見習って頑張ればなんとかなります。

読みごたえあります

　日経ビジネスのNBonlineというサイトがありますが、これはたいへんいいサイトです。会員登録すると無料で記事などが読めます。経済に興味が湧いてきたので、重宝に利用させてもらってます。

　日経ビジネスといえば、ビジネス雑誌で有名ですので、そのオンラインバージョンは信頼がおけます。記事も充実していて読みごたえも十分です。特別難しい論文調のものはあまりないので、それもありがたいです。

　なんでもネットというのも良くないので、そのためか本も買ってよく読むようになりました。ネットのおかげが、ブログのおかげか、よく調べたくなるようになりました。

　ネットは、知的好奇心刺激システムとしての力も兼ね備えているようです。

英語の教材には事欠きません

　

VOAの英語ニュースは、話すスピードがゆっくりで英語の教材として考えたらお誂えです。以前から聞いていて、試してみようと思っていました。

　アメリカ英語ですが、ゆっくり読み上げられるので、ウェブの画面上のテキストを見ながら声を上げてリピートしていくことができます。

　なによりも、間違いなく正しい単語の発音が身に付くこと請け合いです。学ぶは、真似るから来ているように、オウムのように繰返しをするのが秘訣です。

　仕事の合間とか、終わった後に少ししか練習できませんが、五感を利用すると確実に脳の働きは活性化されるので、ビタミン剤を飲むつもりでやっています。

　来年からは、お待ちかねの次世代無線通信が始まるのと、ネットブックが興隆を極めそうですから、どこでもネット学習ができる環境が整いはじめます。この分野だけを見ても、IT革命はなんとも驚異的です。

道のりは険しそうです

　米３大自動車メーカーへのつなぎ融資がほぼ決まりそうで、危惧されていた年内の破たんはかろうじて回避されそうです。

　３大自動車メーカーは、トヨタやホンダなどの日本のメーカーに対して、だいぶ旗色が悪かったところへ持ってきて、今回の金融危機に見舞われてさらに販売台数の減少、業績の悪化へとつながってしまったようです。

　将来的に見て、景気回復がアメリカで起き始めた後でも、よほどの技術革命の効いたすばらしい車を市場に出さない限り、急激な売り上げ上昇にはならないと思います。

　そう考えると、生き残りをかけるには、商売の規模を縮小するしかないので、日本でも以前行われたリストラが始まりそうです。

　結局のところ、破たんは避けられても大勢の失業者が出てしまいそうです。アメリカの人は、オバマさんの登場を今か、今かと待ちわびているに違いありません。

春一番のようでした

　朝、近くの小島公園の木々の葉がたくさん落ちはじめ、イチョウの葉も色づき、黄葉真っ盛りです。

　午前中から風が強く、まるで春一番を思わせる暖かめの風でした。本来、木枯らしが吹いてぶるぶる震えるはずですが、寒さ苦手には助かります。

　さらに、午後３時半過ぎには、にわかに外が暗くなり雷を伴った雨となりました。ブログを投稿しているこの時間１８時５６分ではもうすでに雨は上がっています。

　ところで、今日は２回目の灯油購入日となりました。暖かい日でしたが、灯油やさんが車で巡回してきたのと、ちょうど灯油も切れていたのでいいタイミングで買うことができました。

　前回、初めて灯油を買った日より価格は下がって、１８リットル１，５８０円でした。ついでに、本日のWTI原油先物価格は１バレル、４４．２２ドルでした。

灯油が節約できます

　東京の１７時現在の気温は、なんと１４．７度とかなりの暖かさです。１２月に入ってこの気温はあまりないような気がします。

　おかげで、石油ストーブもまだ本格的に活躍するまでには至らず、灯油の節約にもなっています。（灯油も値下がりが進んで、１８リットル１，６００円と聞きました。この分だとだぶついてさらに値下がりそうです）

　天気予報を見てみたら、まだしばらくこの暖かい傾向が続くようです。寒いのが苦手なので、ほんと楽な陽気です。

　年間の気温でも、東京が一番寒いのは１月の下旬と言われているので、本格的な寒さの期間も今年は短そうです。（冬物の衣料品には打撃ですが）

　それにしても、１２月に入ると気もそぞろです。１日１日がカウントダウンのようで、どんどん進んでしまいます。そういえば、昔の授業の１時間は長かったですが、これがすなわちアインシュタインの相対性理論なんでしょうか？？？

伝統工芸品オークション始まります

　台東区伝統工芸振興会主催の、恒例の伝統工芸品のオークションがまもなく浅草ひさご通り商店街のギャラリー匠で開催されますが、当店も出品のため、本日搬入に行ってまいりました。

　オークションの入札期間は１２月５日（金）から来年の１月５日（日）までとなっております。

　当店は今回新趣向の品を出品しておりますので、ご興味のある方のご来場をお待ちいたします。

　それにしても、もう暮から来年にかけての行事が始まります。不景気な年の瀬を迎えましたが、丑年は景気回復元年なので先生も走りますが、袋物職人も走ります。

見出しには威力があります

　きのうの夜、近くのコンビニへ入るとすぐ日刊ゲンダイの見出しが目に留まりました。その見出しはなんと「米デフォルト」として１面の左側に大きく出ていました。デフォルトといえば、債務不履行ということで、お金を払わなくなることですが、そんなセンセーショナルな見出しについついそれを買ってしまいました。

　中の記事には、マーケットではそのような話がささやかれている類の、２次情報の２次情報でしたが、新聞を買わせる力としては優れたものがありました。

　日本でも、バブル崩壊のとき、確か銀行が莫大な額の債権放棄をした事実があるので、まったく可能性がないわけではありません。

　そんなことから、そういう見出しに引きつけられて購買行動を起こしたのではと思います。たったの５文字の見出しの威力です。もちろん、そのことに関して興味の有る無しは大きなウエイトを占めますが、そんな事柄からいい勉強をさせてもらいました。

　すなわち見出しから、商品の説明に使うと考えれば、当社の広告戦略？にも応用出来そうです。

いくらまで下がるんでしょうか

　アナログ放送が停波するのは２０１１年７月の予定ですが、政府が考えていたようなスムーズさではなさそうです。将来、延期の可能性すら出てきました。

　ところで、今の液晶テレビのお値段はどのくらいかと思い、価格コムをのぞいてみたら、なんとシャープのアクオス３２インチ液晶テレビが、７４，３９８円で売れ筋ランキング１位で出ていました。そして、３位には同じくアクオスの２０インチが５１，３８０円と携帯電話並みの価格（携帯電話が高すぎなのですが）で出ていました。

　もちろん、地上波デジタル放送対応ですから、アナログ放送が終了しても問題ありませんが、価格の落ち方は少々異常です。コモディティー化とかいう安くありふれた商品に液晶テレビもなりつつあります。

　テレビというと、普通は買って買い替えるまでの期間は結構長いものですが、これだけ低価格化が進むと、完全デジタル放送間近でまた買い替える需要が起きそうです。

　そしてそのころ、よほど革新的な技術で高性能のテレビでも出さない限り、３２インチの液晶テレビは３万円台で買えそうです。テレビごみとの戦いが始まります。