「真水 : まみず」をいつもの新明解国語辞典で引いてみたら、(海水、塩水と違って)塩分などの交らない普通の水、とありました。
ところで、それとは別にこの言葉にはもうひとつ違う意味があります。それは、政府の直接の財政出動のことで、政治家の人がよく使います。
試しに、グーグルで「真水」で検索したら、上位の3つは違うサイトなのにほぼ一緒の説明内容で出ていました。果たして、元を書いた人は誰でしょう?
さて、それは別として、さらに政府が追加の経済対策を考えているようです。それこそ、「真水」で3兆円以上の上積みをして、GDP比で2%以上を目指すようです。
現在、日本のGDP(国内総生産)はおおよそ500兆円ですから、10兆円以上の財政出動ということになります。この出動先は主に、、公共事業投資、減税などへ向かいます。すなわち、「真水」で10兆円以上です。
これに対して、例えばなしで、中小企業の融資枠10兆円拡大などは、政府の直接の財政支出が含まれないので、「事業規模」とかいうそうです。
財務大臣の与謝野さんは、米国財務長官のガイトナーさんにGDP比2%以上の財政出動を約束したようです。今までは、常に財源を気にして、均衡財政を目指していた与謝野さんでしたが、ここで態度を豹変させ思い切りのいい政策に踏み出しました。なんとなく、応援したくなりました。
コメント