3G回線(第3世代携帯電話網)の通信量が急増しているためでしょう、通信各社が無線LAN Wi-Fiの基地局増設に動き出したようです。
アメリカでは、先行して3Gデータ通信の定額制を見直しているはずで、いずれ日本もこの流れを受けて完全な定額制は見直される可能性のある中、低価格の接続料金で利用できる無線回線が増えることは有り難いことです。
ところで、NTTドコモの3G回線だと全国どこでもつながり、大変便利な半面、通信速度がもの足りなく(その昔は64キロビットを高速回線といっていましたが)定額制の料金も約6,000円と高額です。そんな不満を解消してくれそうな出来事が、冒頭に掲げた無線LAN基地局の増設化の流れでしょう。
こんなニュースもあります。アメリカで正式標準化された「スーパーWi-Fi」です。電波の到達範囲が100キロメートルと現在日本で運用されているWiMAXの50キロメートルに比べても、まさにスーパーです。日本での実用化はまだはっきりとは分かりませんが、是非日本でも導入してもらい、多様な通信手段の存在する(4Gもこれからです)、災害時でも、ビジネスでも、生活でも強い複数通信体制の構築を期待したいものです。
そもそも軍事的利用が目的でアメリカで開発されたインターネットの基本理念は、どこかの回線やルートが破壊されたとしてもその通信機能を維持出来ることだったかと思います。その意味でも、この複数通信体制の構築は今後ますます重要になっていくのではないでしょうか。
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