素材に、柄の部分は鹿革を、中のベージュの部分にはカードの脱落を防止するために滑りにくい起毛した牛革のヌバックを使用しています。また試作で、ICカードが入る側とIDカードなどが入る側の(名刺が横ですがご容赦を)鹿革の柄を変えてあります。
ま た、江戸袋物の雰囲気を醸しだすために、紐結びにして、今回は焦げ茶の紐に青い緒締め(おじめ)をつけてみました。ごつい手で申し訳ありませんが、ご覧の ように真ん中にも名刺サイズが楽に入るようになっています。この紐の通し方ですと、中のもの(例えばカード類)が落ちないので安全ですが、操作がわずらわ しい場合には下のような通し方ではいかがでしょうか。
また、紐の長さは十分長めなサイズで付けられますので、いつでも長さの調整が可能です。ネックストラップやカールコード、リールコードなどを付けられてもよろしいかと思います。
そういえば先日の伝統工芸館の実演に来たお客様が「私バスがいちばんうるせー」と言っていました。何のことかと言いますと、ICカードの定期券表示 をきちんと見せないとうるさいそうです。自動改札と違い、この場合には提示しないといけないわけです。「いちいち取り出すのも面倒だし」ともおっしゃって いました。
その貴重なご意見を踏まえまして、従前のものより窓サイズを調整して、IDカードとICカードの双方に都合の良いようにいたしました。
なお、今回は試作段階なので、詳細が決まり次第、当店ホームページにてご紹介する予定です。