以前から取りざたされていましたが、男子マラソンの世界記録保持者、エチオピアのゲブレシラシエ選手が北京五輪のマラソン欠場を決めました。
理由は、北京の大気汚染が自身の持病のぜんそくを悪化させてしまうおそれがあるからのようです。
エチオピアは、1964年の東京オリンピックのマラソンで金メダルを獲得したアベベ選手で世界に名をとどろかせました。
そしてエチオピアは、北京五輪のマラソンで金メダルを自国にもたらす可能性のある選手の主張を支持し、欠場を認めた格好に見えます。なんとも、個人の主権を大切にする国家ではないかと思いたくなります。
それと、日を同じにして、日本の女子マラソンの北京五輪代表が選出されたことが報道されていました。
選ばれた人は、当然嬉しいはずです。「ワクワク」する、「夢のよう」とか出ていました。ですが、日本にはゲブレシラシエ選手のような人はいないようです。一致団結、大気汚染なんて関係ねー!欠場したいなんて口がさけても言えません。
最近のコメント