浅草鳥越の袋物職人の通信局

お陰様で大盛況でした

　第１回「台東区の若手職人展」は、台東区伝統工芸振興会の情報チャネルブログ「台東区の伝統工芸」のお知らせでは、期間中約３，０００名ものお客様にご来場いただいたようです。

　今回の開催期間中は、お騒がせの新型インフルエンザの流行期間とも重なったため、多少の影響があったにもかかわらず、大勢のお客様にお越しいただいたことは誠にありがたいことであります。

　先日の２８日の最終日の日は、今回の参加したメンバーで楽しい打ち上げを浅草のお店で開きました。

　みな、和気あいあいと次回の開催に向けて話がはずみました。次回、第２回「台東区の若手職人展」の実施に向けてまた新たなスタートをきりました。どうぞ、次回も乞うご期待下さい。

昔からあったはずですが

　カレーシューというから、おいしそうなカレーの臭いかと思ったら違ってました。加齢臭とかで、年齢とともに出る体の臭いだそうです。

　でも、そんなのは昔からあったはずなのに、なんでここへきて急に取り上げられるようになったんでしょうか。

　嗅覚は、火の燃えている臭いなどを嗅ぎわけるために、太古の昔から人間にとって、危険を察知するために必要で脳にダイレクトにつながる敏感なものです。　だから、現代人が特に臭いに敏感になったわけではなさそうです。

　ではなんでこうも取り上げられるのか？袋物職人の推測ではこうではないかと思います。

　要するに、小さなことを大きく取り上げて、加齢臭、加齢臭とレッテルを貼って喧伝したあげくの果てに、加齢臭が気になりだしたらこれが１番と来るわけです。

　そうすると、みんないいものが出た、それ買おうということになり、売上倍増のメーカーにっこりという寸法です。

　なかなか優れた景気刺激策ですが、あまりお勧め出来ない方法です。是非とも袋物職人のいいかげんな推測であってほしいものです。

こちらの方が怖いのでは

　東京は台東区の谷中墓地にいるやぶ蚊は、やなかで有名ですが、こちらのハマダラカという蚊（羽にまだら模様があるからでしょうか）はもっとやなやつです。

　このハマダラカは、マラリア原虫という単細胞の微生物に感染し、それを人にうつす恐ろしい蚊だからです。

　そして、今日ＢＢＣニュースに出ていましたが、なんと抗マラリア薬に耐性をもつマラリア原虫が現れたようです。

　特にサハラ砂漠以南のアフリカ諸国で、毎年１５０万人もの人がこの病気で亡くなっているのが現実の恐ろしい病気ですが、薬の効かないタイプが出ては、もっと手ごわくなります。

　ＢＢＣニュースでは、地球の人口の半分（約３０億人）がこの病気の危険にされされる可能性のあること指摘しています。

　大騒動になってしまった新型インフルエンザよりも、はるかにおっかないこの病気の対策も将来日本でも必要になるかも知れません。

　さらにこちらは、うがい、手洗い、マスクでは予防できません。蚊の一大掃討作戦が必要です。

伝統工芸実演のお知らせ

　

平成２１年６月２日(火）から６月２６日（金）まで（土日はお休みです）、東京都庁第１本庁舎１階の東京観光情報センターにて台東区の職人さんたちによる実演と販売が行われます。

　当店は、桐たんすの片山晴夫さんとともに、６月２２日(月）から２６日（金）までの５日間、午前１０時３０分から午後４時まで、実演と販売を行っていますので、是非お立ち寄り下さい。

　なお、各職人さんの実演日程は下記の通りです。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

　２日（火）～５日(金）　　　　江戸すだれの田中さんと、看板彫刻の坂井さん
　８日（月）～１２日（金）　　　版画の長尾さんと、提灯の恩田さん
　１５日(月）～１９日（金）　　三味線箱の中西さんと、銅器の星野さん
　２２日(月）～２６日（金）　　桐たんすの片山さんと、袋物職人

打ち合わせの打ち合わせの

　６月５～７日の鳥越まつり（とりこえまつり）が近づくにつれて町の人たちは打ち合わせの機会が多くなります。

　日本全国お祭り好きの人たちはどこでもそうでしょうが、とにかく近づくに従いテンションが上がるのは仕方がありません。

　その結果、打ち合わせが続くことに相成ります。打ち合わせの打ち合わせの打ち合わせ・・・と際限がお祭りまで続きます。

　いつの間にやら、打ち合わせが大好きになります。そして、打ち合わせが目的になります。

　もうすぐ５月も終わります。来るまでが楽しく、終わると寂しいお祭りがもうすぐやってきます。

風邪の次は核実験

　Now what ?　（さんざん悩まされたあげく　今度は何だ、という時によく使う英語表現のようです。ロングマン英和辞典より）　まさに、当世の状況をそのままずばり表現しているようです。

　さんざん悩まされた新型インフルエンザがようやくいったん収まりかけ、ホッとし始めたと思ったら、今度は地球を揺るがす核実験です。

　国連の安全保障理事会の緊急会議が開催されるほどの事件です。確か、ＣＴＢＴ（包括的核実験禁止条約）やＮＰＴ（核拡散防止条約）とかがあり、条約違反なのですが、まさにそんなの関係ねー！です。

　風邪も核も吹き飛ばす、明るいニュースが是非とも必要です。さんざん悩まされたあとの、今度は何だがいい何だにならないといけません。

　ここは、明るいナショナルさん（今はパナソニックになりましたが）に頑張ってもらうしかありません。

過敏になってます

　きょうの午前中、用事で地下鉄を利用しました。ホームに滑り込んできたその時は、中の人はだれもマスクをしていませんでしたが、乗ってからしばらくして気がつくといつの間にか斜め向かいの人がマスクをしました。そして、顔のあたりを雑誌か何かであおいでいました。

　理由はすぐにわかりました。それは、一緒に乗り込んだ若い男の人が座ってしばらくしてから２～３度せき込んだからです。

　舛添さんの怖い顔と、マスコミの猛烈な報道のおかげさまで、みなさん神経過敏になってしまったようです。

　必要なことは知らせてもらわないと困りますが、お知らせも度を超すと弊害を生じることがこれでよくわかりました。

戦後最悪は明るい兆し

　今年の１～３月期のＧＤＰの伸び率が戦後最悪のマイナス１５．２％との発表がされました。まだ戦後という表現を使うのですが、要するに戦後の高成長のあと、例を見ないほどの悪い指標だということでしょう。

　ところが、日銀の白川方明（しらかわまさあき）総裁の発表では、今年の４～６月期（経済評論家の先生がよくよんろくといっています）の指標はかなり改善されるとの予測をしています。

　戦後最悪の次の四半期が好転するということは、最悪期を脱し、景気が底を打ったということを示しています。

　今回の新型インフルエンザのように、不測の事態もあるので油断は禁物のようですが明るい兆しであることは間違いなさそうです。

　

丑年は景気回復元年とエコノミストの袋物職人は予測しましたが、なんとなく当たりそうです。

若手職人絶賛実演中

　今日とあした、ギャラリー匠にて若手職人の精鋭が絶賛実演中です。すだれの田中耕太朗さん、看板彫刻の坂井智雄さん、べっ甲の赤塚顕さんの３名による実演で盛り上がっています。

　もくもくと仕事に打ち込んでいますが、お気軽にお声掛けいただきたいと思います。職人さんとのお話をするのもこういう機会ならでは出来ることです。ぜひ、職人さんとの楽しいひと時を「江戸下町伝統工芸館」にてお過ごし下さい。

　

マスク騒動

　オイルショックの時の洗剤、トイレットペーパー騒ぎに似て、今回はマスク騒動が起きてしまったようです。

　先行きが不透明な出来事が起きると人々は皆不安になります。特に今回は未知のウイルスとの遭遇なのでなおのことです。

　ところでマスクは、風邪をひいている人が他にうつさないための目的が主のようで、マスクをしていればウイルスを防御出来て安全かといえばそうでもなさそうです。ウイルスは目からも入ってくるようです。

　やはり、手洗いとうがいの励行、そしてなるべく人込みを避けるというのが基本ではないでしょうか。

　先ほど、ニュースを見たら、石原東京都知事が少々騒ぎすぎでは、とのコメントを出したようですが、袋物職人も最初の検疫のあのスタイルを見てからちょいとオーバーではと思っていました。

　ですが、こうとも解釈出来そうです。それは、今回の新型インフルエンザは弱毒性ですが、感染力は強力です。ですから、これを将来発生が予想される強毒性のウイルスに見立てて対処すればその時のいい備えですし実地訓練ともなります。

　検疫体制はどうしたらいいだろうかとか、医療現場の備えの不備はどこだろうかとか、連絡体制に不備はなかっただろうかとか、いろいろな現場でいろいろな人が点検できる絶好のチャンスでもあります。