浅草鳥越の袋物職人の通信局

今日からブログを新タイトルに変更しました。

昨日、台東区小島２－１２－６の工房の引越しを完了して、台東区鳥越１－１７－５の新工房へ移転いたしました。７月１日の開店を目標に頑張りましたが、完全な開店にはもう少々のお時間を頂戴しそうです。（看板も仮のものを取り付けてあります。）

それから、ブログも新タイトルとし「浅草鳥越の袋物職人の通信局」とさせていただきましたので、変わらぬご愛顧たまわりますようお願い申しあげます。

改装中の新工房、ここまできました。あともう一息です。

改装前の正面です

東京都台東区鳥越１－１７－５の新工房、新住居の改装も今日ここまで進んでおります。当ブログも「浅草小島町の袋物職人の通信局」から「浅草鳥越の袋物職人の通信局」としてさらに充実させていきますので宜しくお願い申しあげます。仕事と引越しの準備、段取りで何かと忙しく、ブログの更新もおろそかですが、落ち着き次第頑張って再開いたします。

只今新工房改装中です

７月１日の開店に向けて、現在引越しの準備と段取り、合わせて家屋の一部を改装中です。正面のアルミサッシは一部ショーウインドウの機能も兼ねたものに入れ替える予定です。

また、鳥越祭りの際には、お知らせも兼ねた特売をする予定です。どうぞ新工房に移りましたあとも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。

新工房の場所はグーグルさんにお任せします。→　台東区鳥越１－１７－５

 

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工房移転のお知らせ

このたび、６月末日をめどに工房を移転することになりました。新住所は〒１１１－００５４　東京都台東区鳥越１－１７－５となり、７月１日より本格的に新工房にて営業開始する予定でございます。

また、長らくご愛顧たまわりましたブログのタイトル「浅草小島町の袋物職人の通信局」も「浅草鳥越の袋物職人の通信局」として引き続き継続してまいりますので、変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。

なお、移転の進行状況も逐次投稿してまいりますので、こちらの方もよろしくお願い申し上げます。

 

梵字刺繍入り牛革合財袋の新作です

藤井袋物作品集ブログに投稿した梵字刺繍入り牛革合財袋に関連する２つをこちらのブログにまとめてみました。冒頭は金色の糸で刺繍したクローズアップ、そして以下製品の写真へと続きます。

阿弥陀如来、千手観音菩薩を表す梵字のキリークを金色の糸で、牛革スムース（表面がヌバックと違い起毛していないものです。通常の牛革とお考え下さい）に手技の手振り刺繍にて入れてみました。干支で言うと、子、戌、亥に対応いたします。

他の革の色と糸の組み合わせの展開も考えておりますが、特にこの黒革に金色の糸で梵字を刺繍しますと、なにやらデザインされた模様のように感じられ、いい雰囲気が表現されます。合財袋でまず製品化してみますが、ショルダーバッグに仕立てても良さそうです。さすがは、古代インドを発祥として、日本に渡り、最澄や空海以降長い間受け継がれてきた重みがひしひしと感じられます。梵字の成り立ちのご説明はこちらにあります。

前のブログでご紹介の梵字キリークを、手振りという手技のミシン刺繍で（手技の素晴らしを動画にてご紹介する予定です）牛革に入れた合財袋をさっそく仕立ててみました。大きさは縦29センチ、よこ22センチの（大）のサイズです。

こちらで今後ご紹介する７種の梵字は、干支に対応した守り本尊（千手観音菩薩、虚空蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明王、阿弥陀如来）を表していますので、常にこの合財袋を携えていただけばお守りになるわけです。 干支に対応する守り本尊の梵字はグーグルの画像一覧をご参照下さい。

守り本尊に見守られた、一切合財入る合財袋、お1つ提げてみてはいかがでしょう。

 

 

鹿の染革でスマートフォン・スリーブケースを造りました

少し前にツイッターでお知らせした鹿革のスマートフォン・スリーブケースのご紹介です。

鹿革は、第１弾として、革屋さんにこげ茶色に染めてもらい製作しました。順次、革色を増やしていく計画です。

出来上がった後の感想ですが、さすが鹿革、それも小さめの革とあって手触りもよく柔らかな仕上がりとなっています。

極めつけは、以前ご紹介したごとく、油膜で汚れたスマートフォンの画面を中に入れたまま綺麗に拭けることです。セーム革として昔から車の窓ガラス拭きや貴金属・べっ甲拭きとして重宝がられた潜在力を秘めた鹿革ですが、スマートフォンやタブレットが全盛の今、画面拭きとしてまた脚光を浴びるのではないでしょうか。

創作版下第３号、万葉仮名を使ってみました

万葉仮名は趣のある素晴らしい書体です。書体は色々あるようですが、代表的に使われているものを使って、二重枠の中に「かなう」と入れてみました。「願」や「夢」などの文字を頂きに入れたり、家紋を頂きに入れて創作するのもいいかと思いますので、次回また組み合わせたタイプも掲載していきます。願いかなう、夢かなう、をさりげなく入れてみるのもいいかも知れません。瞬時にこれを読める人はなかなかの達人かと思います。

創作版下第２号です

上り藤（あがりふじ）に「藤井直行」の縮約形の「藤直」を入れた創作家紋を創ってみました。

江戸時代、紋付袴の公式な時に使う定紋（じょうもん）の他に、替紋（かえもん）とか控紋（ひかえもん）とか言われ、現代風に表現すればカジュアル使いの家紋が多く現れて、家紋の数が飛躍的に増えたと言われています。

今回はそれに習い、本来「丸に木瓜」が当家の家紋ですが、替紋として「上り藤に藤直」を創ってみた次第です。

代々伝わる由緒ある定紋は別として、家紋を創作して使うことに関しては、やかましい規則はなく、自由に創れるのは有り難いし、うれしいことです。

よろしければ、皆様もお１つお考えになってはいかがでしょうか？ご提案いただければ微力ながらお手伝いもさせていただきます。

なお、個人的な利用には差し支えないと思いますが、創作したものを商標として使う場合には似たものがすでに登録されていることも考えられますので、申請して確認することが必要かと思いますのでご注意下さい。

梵字を入れて創作版下第１号試してみました

 

 

先日のブログでご紹介の投稿です。

あまりいい出来ではないですが、創作版下の第１号を創ってみました。守り本尊の大日如来の梵字を頂きに配し、藤井直行の「藤直」とともに二重枠の中に置くことにより運気が逃げないという構図にいたしました。

少々、内側の枠の位置がずれている部分もありますが、大まかに捉えて頂ければ幸いです。実際に版下を決定するときはには、当然のことながら版下の確認のやり取りをいたします。

さて、今回の第１号はいかがでしょうか？ご意見、ご要望、ご指導ご鞭撻たまわれば幸いです。

名入れの創作版下を順次掲載していく計画です。

藤井袋物では長年、合財袋などにお名入れをして差し上げてきましたが、今後それらの経験を生かしまして、ブログまたはホームページなどを通してお名入れ創作版下なるものを順次掲載していく試みを始めたいと思います。

すでに、ホームページでは既製のデザインを何種類かご提案してありますが、さらにそれらに加えて新趣向のものを種々ご提案していく計画です。これには、もちろんお客様とのコラボレーションにてお誂えのオリジナル版下も含まれます。

ここで新趣向とは、例えば、家紋とお名前との組み合わせとか、変体がなを取り混ぜた斬新なものとか、さらには家紋自体を創作してオリジナル家紋のようなものを創りだすとか、試みは様々に考えられると同時に新たなものを生み出す研究過程でもありそうです。

そうしたものの中から、お選びいただいたもの、もしくはご提案していただいたものでお名入れの版をお作りして合財袋などの袋物に表現出来たらと考えております。

たくさんの、ご意見、ご要望がいただけたら幸いです。